こんにちは。レミレオです。
夫とネコ2匹と共に暮らしている看護師です。病棟勤務を10年経験してきました。
看護師って、超大変な職業ですよね!
肉体的にも精神的にもタフでないと続けていけません。
それはわかっていて看護師になったはずなのに、心が折れそうになることはしばしばです。
私も体に色々不調を抱えておりますが、「くっそ~!自分に負けてかまるか~!」とド根性ガエルを抱えながら夜勤も続けてまいりました。
さて、みなさんは、理想の看護師って、どんな看護師だと思いますか。
理想の看護師像の例 ①いつも明るく、患者さんにもスタッフにも笑顔で挨拶できる。 ②患者さんの変化に気づき、報告・連絡・相談を徹底できて、常に声を掛け合える。 ③仕事は看護行為基準を遵守し、ミスなく行うことができる。 ④後輩看護師の指導を的確に行える。 ⑤仕事の優先順位を見極め、タイムマネジメントを行い時間内に終えることができる。 ⑥申し送りは要点を掻い摘んで短時間でまとめることができる。 ⑦患者さんに寄り添う時間を持ち、傾聴と共感の姿勢で話を聞くことができる。 ⑧余裕も持って働くことができ、他の看護師までフォローができる。 ⑨自己学習を続け、知識と技術の向上を目指し続けることができる。 ⑩体調管理を万全に行い、欠勤することがない。
どこの職場でも求められる看護師像は上記の様な内容だと思います。
でも、こんなこと、すべて網羅することできますか?今、できていますか?
例えば患者さんとの時間を持つと、残務が残ってしまう。夜勤続きで体調を崩す。疲れすぎて自己学習をつづられない。など、難しいですよね。
上記を網羅するできる、完璧な「神ナース」になるためには、確固たる意志と自己マネジメント力が必要です。おそらく自分の性格・趣味・ライフスタイルなど色々なものと照らし合わせ一部犠牲にしながら、人生をかける意気込みで目指してくものになるでしょう。長い年月をかけて、立派な看護師になっていくのだと思います。
私は看護師なりたての頃、職場が求める人物像があまりにもがっちりと固められていたため、「看護師に個性は不要なのかな・・・」とモヤモヤ悩んだこともありました。
しかし、実際働いていると、色々な場面でそれぞれの個性を感じることができます。
・テキパキ仕事をこなして他の人の仕事までフォローをしてくれる人。
・親身に患者さんの話を聞き、寄り添うことが上手な人。
・いつも笑顔と元気で、職場の雰囲気を明るくしてくれる人。
それぞれ良いところがある、みんな素敵な看護師です。それぞれ輝くところがあり、職場に貢献してくれています。
でも、働いていると、こんな言葉を耳にすることがあります。
「あの人は仕事が速いけど雑にやっているんじゃない、早く帰りたいからってね~。」
「あの人は仕事が遅すぎ、患者さんとずっと話をしてるし。その3倍の速さで動いてほしいわ。」
「あの人はいつもヘラヘラしていてちょっと能天気すぎだよね~。もっと真面目に仕事してほしいわ~。」・・・
みなさんも職場で耳にしたことがあるのではないでしょうか。
その人の輝きを一気に曇らせる、悪魔の小言です。
他者がフォローをしても、一度とりついた悪魔はなかなか居なくなってはくれないものです。
そういう場面に出会うと、私はふとネコの事を考えます。
ネコには人間同様、色んな個性があります。甘えん坊で飼い主についてまわるネコ、いたずら好きで部屋の中を荒らしがちなネコ、狩りが上手で虫などを飼い主にプレゼントしてくれるネコ、動くことがあまり好きではなく猫じゃらしにもすぐに飽きてしまうネコ、日向ぼっこが好きなネコ、お腹を見せて寝るのが好きなネコ。足の短いネコ、長いネコ。耳が折れているネコ、折れていないネコ。
色んな個性があるネコ。でも、そのどれもが愛おしいのです。飼い主は、いたずらさえも、「も~~」と言いながら、愛おしく感じているのです。
私は、看護師のそれぞれの個性もそんな風に考えられたらよいのに、と思います。
世の中の看護師がお互いの個性を愛おしく思えて、リスペクトし合えたら、看護師の世界はもっともっと素敵で、もっともっと楽しい職業になるはずです。
みんな人生をかけて「神ナース」を目指している道の過程で、「自分が大事にしたい」と思う看護がある。全部を完璧にこなすことはできなくても、そこに行くまでの道の過程で大切にしたいことがある。
そこを尊重しないで、何を尊重するのか!と思うんです。
このブログがそんな世界へ一歩踏みだす足がかりに、少しでもなれればな~と夢を見ながら、希望をもって書きはじめることにいたしました。
ブログ初心者ですが、試行錯誤頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
レミレオ
【ネコ×看護】でナースが輝くブログ
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